DTP[組版・製版]

出版営業部

組版

書籍の組版・デザインをトータルにご提案

出版物の品質を左右するのは、印刷や製本といった物理的な仕上がりの美しさだけではありません。正確で読みやすい組版や、全体の印象を形づくるデザインも品質を左右する重要な要素です。太洋社では、高精度な組版を可能にする充実のDTPシステムを備え、精緻なレイアウトを実現しています。デザイン面では、書籍全体をコンセプトに沿って構成するブックデザインから、印象を左右する装丁、さらには時代のニーズに応えるユニバーサルデザインまで幅広く対応し、最適な情報発信をサポートしています。

高精度組版

InDesignをはじめとする最新のDTPシステムを活用し、教育書・参考書・辞書といった高い精度が求められる出版物を高品質に組版しています。月間1万ページを超える生産体制により、大規模な案件にも安定して対応可能です。さらに、独自開発のInDesign用数式組版プラグイン「Mathniques(マスニクス)」を用いることで、教育書や専門書に登場する複雑な数式も、美しく正確にレイアウトすることができます。

データベース管理

太洋社で制作した出版物の組版データは、ご希望に応じて印刷後も丁寧に保管し、部分的な改訂などにも迅速に対応できる体制を整えています。また、変更履歴の一元管理により、出版社様とのスムーズな連携を実現しています。

装丁

視覚的なグラフィックから、質感を左右する製本材料の選定、見返しや帯のコーディネートまでトータルに手がけます。店頭で映える視認性の高さはもちろん、コンテンツが持つイメージを効果的に再現。 自費出版ではお客様のご希望とコストを勘案しながら最適なデザインをご提案します。

ブックディレクション

書籍の内容に基づいて、最適な判型の選定、書体や見出し・本文レイアウト、紙の提案まで、トータルにコーディネートします。表紙や帯など外周りの装丁も合わせてご提案。内容と書籍のデザインイメージを統一することで、コンテンツが持つ世界観を広げます。

ユニバーサルデザイン

近年出版の分野にも求められる「ユニバーサルデザイン」に配慮した書籍設計もご提案します。文字を読みやすく拡大した書籍デザインのほか、色弱の方にも識別しやすい色彩選定を行うなど、さまざまなケースを想定しながら構成・製本までご対応します。

デジタル校正

「Proof Checker PRO」は、PDFファイルの編集前後の照合によって手間のかかる校正作業を大幅に効率化するデジタル校正ソフトウェア。これにより、「赤字のない箇所が変わっていない」という、一段上の組版品質保証ができるようになります。人の目には判別できない微細な変化も見逃しません。

製版

職人技の美しさはそのままに、先進技術により納期を短縮

画像処理などの印刷の仕上がりを左右する製版品質はそのままに、工程の手順を大幅カット。色校正のダイレクト出力システムも整え、入稿から印刷までの期間短縮につなげています。

CTPシステム

PCで作製したデータを直接刷版として出力できるCTP出力機を導入。短納期・コスト削減に貢献します。また、網点の太り・かすれが軽減し、版の精度も向上。耐刷性の高い版を使用しているため、大ロットの商品にも対応しています。

PTS(Plate Transportation System)

複数のCTPシステムから出力された異なる種類のプレートを、QRコードにより管理や自動仕分けを行います。また、プレートのパンチ・ベンディング作業も自動化されたことにより、手作業でのタッチ数が激減し、プレートの傷や誤処理が削減されています。

デジタル色校正機

PCから直接出力できるインクジェットプルーフを導入。刷版を作製・印刷することなく、色校正の工程をスピーディーに。JAPAN colorによるCCMも行われており再現性も高く、精度の高い色校正が可能です。

画像処理技術

画像処理には、AMスクリーニングとFMスクリーニングのメリットを融合した高精細出力技術「スブリマ(Sublima)」を採用。340線まで対応した高い精度で、グラデーションなど細部の表現力を向上。色合いも写真階調に迫る美しさで再現し、美術書などへの品質要求もハイレベルで満たします。