要求事項
- A5判/68頁
課題
冊子は縦長で製本された本が一般的ですが、「漢字ドリル」「計算ドリル」と呼ばれる商品は横長である事が多く、この文溪堂様の「音読詩集」も横長の本で、印刷製本する案件です。(岐阜県民は漢字ドリルや計算ドリルをそれぞれカド・ケドと呼んだりします。)
【課題】横長の本を製本するための生産ラインが必要になる
施策・提案
弊社には「横本」の製造を可能にする機能がバインダーに備わっています。通常の製本工程では、必ず刷本の長辺側がレーンに沿って進みます。そしてレーンを進んだ先で長辺側を包むように表紙が巻かれますが、横本の場合は「長辺」ではなく、「短辺」に表紙をくるむ必要があるため、バインダーに備え付けられた「起こし機」を使います。

レーンに沿って進む刷本を「起こし機」が自動で90°起こすことで、横本の短辺への糊付けが可能になります。


結果
生産ラインを止めることなく横本の製本ができるため、高い作業効率を実現しています。「起こし機」が備えられていない場合は、人の手で起こしてあげないといけないため、非常に手間のかかる作業になります。
太洋社では、多数の横本を製造しています。横本製造でお困りであればぜひお問合せください!