可児市プロポーザルでの受託案件
要求事項
- 観光消費額の拡大を図るための可児市内周遊企画の提案・運営
- 企画提案の効果測定
課題
令和7年に岐阜県で開催された全国都市緑化フェアに合わせた市内周遊に関するご提案です。「ぎふワールド・ローズガーデン」を活用し、相互的に訪れた観光客を複数のスポ ットへ促すことで、市内観光消費額の拡大を図ることを要望されていました。
課題1 幅広い層からのイベント参加及び市内観光消費増大を促進すること
課題2 イベントの認知を誘客を促進するプロモーション活動すること
課題3 イベントによる効果を測定すること
施策・提案
企画・提案1
スタンプラリーのフォーマットには様々なものがありますが、①友達追加だけで簡単に参加できること、②使い慣れたUIであること、③スタンプ取得から景品受け取りまでスマホで完結できることなどから、本件では、株式会社maruku様のLINEシステム「mawaru」を活用し、既にインフラ化している「LINE」を活用したデジタルスタンプラリーを提案しました。
また、今回は仕様書の中で「市内消費の促進」が重要視されていましたので、株式会社gifteeの電子マネーシステムを連携させ、景品に選べる電子マネー(paypay、dポイント、楽天ポイントなど10種)を設定し、スタンプ取得後すぐに現地での消費活動につながる仕組みを構築し、市内での消費活動を促進しました。



企画・提案2
イベントのプロモーションは、ウェブとリアルイベントの両面から実施しました。ウェブについては、特設ウェブサイトを開設するとともに、可児市観光公式Instagramアカウントからの告知投稿を行い、META広告を配信して告知に努めました。
告知用コンテンツは、ショート動画にすることで広告媒体の範囲を広げ認知効果をアップさせました。また、第42回全国都市緑化ぎふフェアの本会場となっていたぎふワールド・ローズガーデンでは、スタンプラリー告知のためのリアルイベントも行いました。その場でイベントの概要を説明するとともにLINE登録(スタンプラリー参加)を促し、景品として花の種を配布しました。
■公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/p/DJJW6vch7-D/
■特設サイト
https://www.gifu-ebooks.jp/kani-travel2025/
企画・提案3
イベントの効果測定としては参加者数にとどまらず、景品交換の条件としてアンケートを設置し、参加者の動向把握に努めました。アンケート項目には「市内での消費金額(見込み含)」を設定し、全国から来訪し、スタンプラリーに参加した旅行者が市内でどれくらい消費したのかについて調査しました。
結果
凡そ2カ月間のイベント実施で、延べ2,000人の参加者がありました。また、凡そ25万円の電子マネー交付に対し、市内消費額に関するアンケートでは600万円近い市内消費があったことが判明し、LINEと電子マネーを組み合わせたスタンプラリーの経済効果が実証できました。